前田妃奈さんがソリストのブルッフ「ヴァイオリン協奏曲」を聴いてきました。ソリストがとてもよく見える席を確保出来たので、ソリストパート前に、身体でリズムを取っているところや、背後に反り返るように演奏しているところが、とてもよく見えました。ホームグラウンドとも言えるTCMホールでリラックスしているためか、演奏中の表情がとても柔和な感じがしました。
土曜日の夜に東京芸術劇場の3F席でブラームス「交響曲第1番」を聴いて、記憶に残っているところで、日曜日の昼にTCMホールの比較的ステージに近い席で同じ曲を聴いて、ステージとの距離による聴こえ方の違いを実感しました。
プレトークで、尾高忠明マエストロが、留学中にオペラの安い席のチケットを買うために列に並んでいたら、高級リムジンに乗って現れた紳士が話しかけてきて、自分が指揮を勉強していると伝えると、急用で行けなくなった高い席のチケットをプレゼントしてくれたという思い出を語っていました。遠方から、必要とする誰かにチケットをプレゼントするためだけにチケット売り場まで出向いたそうで、人間の善意が感じられる、ちょっといい話だと思いました。
2026年05月25日 07:21