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オーケストラアンサンブル金沢 第474回定期公演 非公式情報

フィルハーモニー・シリーズ

2023年11月30日() 19:00 開演

石川県立音楽堂 コンサートホール石川県

https://www.oek.jp/event/5248-2

指揮者: ギュンター・ピヒラー / ヴァイオリン: 岡本誠司

ロッシーニ 歌劇《ランスへの旅》序曲 / パガニーニ ヴァイオリン協奏曲 第4番 ニ短調 MS 60 / ロッシーニ 歌劇《絹のはしご》序曲 / シューベルト 交響曲 第8番 ロ短調 D 759「未完成」

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コンサートについて

11月の定期公演を指揮するのは名誉アーティスティック・アドヴァイザーのギュンター・ピヒラー。2021年は入国制限の影響で来日が中止になってしまったが、久しぶりの登場を楽しみにしている方も多いことだろう。ピヒラーは若き日にカラヤンによりウィーン・フィルのコンサートマスターに抜擢され、その後、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の第一ヴァイオリニストを務めて一時代を築いた。その後、指揮者としての活動の場を広げた音楽界のレジェンドである。

そのピヒラーと日本の気鋭のヴァイオリニスト、岡本誠司の共演は大きな見どころ。岡本は2021年、難関として知られるARDミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を獲得。ソリストとして活躍するのみならず、反田恭平プロデュースのジャパン・ナショナル・オーケストラのコンサートマスターも務める。

ふたりが共演するのはパガニーニのヴァイオリン協奏曲第4番。鮮やかな技巧を披露してくれることだろう。これに組み合わされるのが、シューベルトの「未完成」、ロッシーニの序曲。パガニーニとロッシーニはともにウィーンを席巻した作曲家であり、シューベルトはウィーン生まれの作曲家。ウィーンがキーワードになったプログラムでもある。(飯尾洋一:音楽ジャーナリスト)

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