PR

通知

通知はありません。

青い海と森の音楽祭 室内楽演奏会

非公式(AI自動取得)

2025年07月04日() 18:30 開演

東奥日報新町ビル New'sホール青森県

https://aoiumimori.jp/

ピアノ: 横山 幸雄 / ヴァイオリン: 矢部 達哉 / ヴィオラ: 鈴木 康浩 / チェロ: 佐藤 晴真 / ハープ: 吉野 直子 / フルート: 松木 さや / 弦楽四重奏: 松浦 奈々、直江 智沙子、横溝 耕一、矢部 優典

ドビュッシー 弦楽四重奏曲 / ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲 / ドビュッシー 喜びの島 / ドビュッシー 前奏曲集第1巻より第2曲 帆 / ドビュッシー 前奏曲集第1巻より第8曲 亜麻色の髪の乙女 / ドビュッシー 前奏曲集第1巻より第12曲 ミンストレル / ドビュッシー チェロ・ソナタ / ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ / ドビュッシー フルート、ヴィオラとハープのためのソナタ
曲目は変更となる場合がございます。

みんなのコンサートメモ

このコンサートに関するツイート

公演後1日間の「青い海と森の音楽祭 室内楽演奏会 」 を含むツイートを自動表示します。

使い方は十人十色。
書いて、音楽をもっと好きになろう。

wish

聴きたい

気になるコンサートを
ブックマークしたい!

heard

聴いた

今まで聴いたコンサートを
覚えておきたい!

appeared

出演した

演奏した時の経験を
次に活かしたい!

※ 本情報はコンサートスクウェア運営で投稿した当時の内容です。公式の情報とは異なる可能性がありますので、お出かけの場合は必ず事前に主催者のWebページ等で情報をご確認ください。

※ 情報の間違いなどがありましたらこちらからご連絡をお願いいたします。

※ 主催者様へ:公式化などのお問い合わせはこちらからお願いします。

コンサートについて

青い海と森の音楽祭 室内楽演奏会では、青森の風土に寄り添う情熱的な演奏家たちが集い、ドビュッシーの作品で彩られたプログラムを心ゆくまで堪能できます。松浦奈々らのグループによる弦楽四重奏曲から開幕し、横山幸雄氏の編曲で紡がれる「牧神の午後への前奏曲」や「喜びの島」、前奏曲集第1巻から選り抜かれた小曲の数々をピアノで繊細に奏でます。続くチェロ・ソナタ、ヴァイオリン・ソナタでは、佐藤晴真氏と矢部達哉氏の情感豊かな共演が聴きどころとなり、さらにフルート、ヴィオラとハープのためのソナタでは松木さや氏、鈴木康浩氏、吉野直子氏が幻想的なアンサンブルを披露します。多様な編成が織り成す調和と対話が、会場に広がる自然の風景を思わせる深い響きを生み出し、訪れるすべての方に忘れ難いひとときをお届けします。

コンサート情報の編集・削除

ログインして、編集・削除する

PRおすすめのコンサート

10/5小田嶋香世 ピアノリサイタル(大阪公演)

10/5小田嶋香世 ピアノリサイタル(大阪公演)

icon 2025/10/05  14:00  ドルチェアーティストサロン大阪
icon

トルコ行進曲・英雄ポロネーズからスペイン作品まで、多彩な名曲の数々をお届けいたします!

Yokohama New Cinema Orchestra 第2回定期演奏会

Yokohama New Cinema Orchestra 第2回定期演奏会

icon 2025/10/05  14:00  鎌倉芸術館 大ホール
icon

ウエスト・サイド・ストーリー、ハウルの動く城、風林火山を映画音楽オーケストラで演奏

おすすめのコンサートメモ

東京交響楽団 川崎定期演奏会 第102回

J.S.バッハ《マタイ受難曲》BWV 244 2025年9月28日、ミューザ川崎 指揮:ジョナサン・ノット 東京交響楽団・東響コーラス・東京少年少女合唱隊 今回のノットによる《マタイ受難曲》は、現代的なピリオド・アプローチを常識とする我々の耳に、まるで時代を逆行するかのような遅いテンポで幕を開けた。その響きは、リヒターやクレンペラーといった20世紀の大指揮者たちが築き上げた巨大な建築物を思い起こさせる。しかし興味深いのは、単なる懐古趣味に終わらず、全曲を通じてきわめて緻密に設計されたテンポ構造が感じられた点である。 特に印象的だったのは、磔刑の場面を挟んでテンポの構図が逆転する点だ。前半は緩やかに始まり、物語が受難に近づくにつれて次第に推進力を増し、クライマックスである磔刑の場面に至る。その後は再び歩みを緩め、静かに沈潜していく。まるで音楽全体が一つの十字架のシンメトリーを描くような構造を意図しているように聞こえた。ノットはここで、受難曲を「物語」ではなく「象徴」として聴かせる視座を与えたのである。 さらに驚かされたのは、新版の楽譜を用いながらも、旧版の伝統的な解釈──特にコラールでのフェルマータの引き延ばし──を意識的に復活させていた点である。今やほとんど失われた慣習を、あえてこの時代に提示することで、作品に荘重さと祈りの重みを刻み込んでいた。これは単なる歴史的再現ではなく、あくまでノットの精神的設計の一部として機能していた。 ここで浮かび上がるのは、《マタイ受難曲》という作品に凝縮された多層的な「想い」である。イエス・キリスト自身の想いはもちろん、ペテロやマリアをはじめとする弟子や母の想い、さらには彼らを取り巻く「キリスト教共同体」の祈り。加えて、ドイツ語テキストを整えたルターとその時代の信仰共同体の想い。そして何より、この作品に己の信仰と芸術を込めたバッハの想いである。今回ノットはそこにさらに一層を重ねたのではないか──すなわち、《マタイ受難曲》という作品の「演奏史」そのものに刻まれた想いを。大時代的に見えるテンポ構造や旧版解釈の引用は、単なる過去の模倣ではなく、この大曲の受容史をも音に織り込もうとする試みとして理解できるのではなかろうか。 ソリスト陣は、ギューラのエヴァンゲリストが持つ透明な語りと緊張感、ナジのイエスが示す深い慈愛と威厳が見事に対比をなしていた。リヒターのメゾは痛切な情感を、コンラディのソプラノは清冽な祈りを届ける。国内勢の櫻田、萩原、加藤も国際的ソリストに伍して説得力を発揮した。合唱は三澤洋史の統率のもと、巨大な音響建築と繊細な祈りの双方を見事に支えた。 東京交響楽団は、ノットの設計図を的確に理解し、重厚さと緻密さを両立した響きを作り上げた。ピリオド的軽さではなく、近代オーケストラのスケールを生かした音像は、今日ではかえって新鮮に響く。とりわけ後半の沈潜するテンポの中で、弦と木管が織りなす和声の陰影が、深い精神性を照射していた。 総じて、この演奏は「時代錯誤」ではなく、バッハの受難曲が本来持つ象徴的・神秘的構造を、現代において新たに可視化した試みであった。ノットは単なるバッハ指揮者の枠を超え、宗教的象徴を建築的に再構築する「構想者」としての資質を鮮やかに示したのである。 これは単なる《マタイ受難曲》の演奏ではなく、バッハの音楽を「十字架そのもの」として体現した記念碑的実演であった。

  • img

    0

  • img

    聴いた

水越健一

水越健一

2025年09月29日 05:27

コンサートメモを書いてみる!