マケラ/パリ管は2022年サントリーホール以来だったと思う。
その時は、ドビュッシー「海」、ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」(アリス=紗良・オット)、ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲。
その時は非常に良かったのもあって、今回は楽しみだった。
しかも、演目がオルガンと幻想。王道っちゃ王道だが、なんとまぁ贅沢な。
サン=サーンスのオルガン付きは、非常に良かった。オルガンは去年のサントリーホールのLSO/パパーノ以来だったが、この曲やはり大好きだわ。2楽章のオルガンの音で空気が支配されるというか。普通に涙が出てきた。
幻想は、想像とは違って、ゆっくりだったけど、聴かせる演奏というか。
何より、4楽章のバソンが。あんなに振り回すバソン見たことないw
幻想の個人的な好みは、もっとドライブが聞いた速いテンポの演奏だが、あのゆっくりのテンポでも、むしろ個々の楽器のソロ演奏を聴かせる構成というか。
しかし、マケラのエネルギッシュなこと。若いって良いよね。無茶苦茶カッコいい。
のだめカンタービレで言うなら白王子ジャンっぽいというか。
アンコールがカルメン前奏曲。
パリ管だけに、アンコールまで含めてオールフランスプロ。
まぁ、控えめに言って、最高でした。
最近の好みで言えば、ドゥダメルに次いでマケラ好きかも。
2025年04月23日 22:15