11月16日 19時から
ロイヤルコンセルトヘボウ@サントリーホール
指揮:クラウス・マケラ
ピアノ:アレクサンドル・カントロフ
演目:ブラームス ピアノコンチェルト第1番
ソリストアンコール リスト編曲 ワーグナー「イゾルデ愛の死」
バルトーク オーケストラのためのコンチェルト
アンコール リヒャルド・シュトラウスII世 ハンガリー万歳
RCOは2023来日時のミューザ以来。四季はファビオ・ルイージだった。
その時の演目は、ビゼー交響曲第1番 、ドヴォ 9番、アンコールがチャイコのエフゲニー・オネーギンのポロネーズだった。全部素晴らしかったが、エフゲニー・オネーギンが最強に良かったのは覚えている。
この時、ミューザで昔から世話になっていた元同僚の先輩に会い、別の先輩のご令姉様がRCOのVnにいると知り、事務所のアラムナイで先輩にひとしきり質問攻めにしたところ。
RCOは、昔アムス一泊二日でマーラーの大地の歌を聴きにだけ行って、伝統的シューボックス型ホールの残響の素晴らしさに結構圧倒された。
で、マケラは、数年前のパリ管来日で聞いて以来好きで、今年のパリ管のミューザでも圧倒されたところ。オケを載せるのが上手なのと、基本的に本人が楽しそうに指揮をしていて、華やかだし、結局楽しい気分になれるのが好きなところ。
最終的に、やってる人たちが楽しんでいて、聞いてて楽しくなればいい、というレベルなのがワシのレベル。まぁ、ワシは楽譜読めないし、音楽は修行僧のように聞くものでもないかなぁ、みたいな感じ。
さて、今回のプロだが、良かったですねぇ。
ブラームスのPコン。
カントロフのピアノと溶け合うオケ。第一楽章は圧倒的。第二楽章はテンポを抑えめで、聴かせる感じ。第三楽章でドライブをかけていき、最後は圧倒。
カントロフは、非常に綺麗なピアノを弾く人だった。音の粒がクリアに立っていて、テンポの揺らぎで情感込めて。
アンコールのイゾルデの愛の死は、聞いた時に即時に、頭の中で原曲との一致ができなかった。そのぐらいカントロフの曲になっていた。
オケコンは、いやぁ、良かった。カッコよい。フルートとピッコロ、オーボエとクラリネット、トランペットとトロンボーン、この曲は、管楽器を聴かせる曲なんですねぇ。
アンコールは、ハンガリー万歳。バルトークとの雰囲気を合わせて、という感じですかね。
全体的に素晴らしかった。
言葉なし。
2024年07月24日 15:04