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コンサートについて
この度絶頂は、作曲家・大久保雅基による音楽劇『声のゆくえ』を、エル・パーク仙台ギャラリーホールにて上演、Peatix Liveにてオンライン配信いたします。
電子音楽や器楽の分野で作曲を行う大久保雅基による初の音楽劇は、声のアイデンティティを問う作品。声は本人から発せられるものだが、録音されると本人の意志なく発せられる。その声は誰のものであるか分かるコピーされた状態であり、その言葉は本人の意思によって発せられたものではなくなる。最終的に声は人工知能によってヴァイオリンの音色に変容され、声の持ち主の声色は失われるが抑揚は残る。果たしてその音は何なのか?電子音楽と器楽が融合した音楽をベースに、言葉に関する哲学的論考を含む音楽劇。
【あらすじ】
ヴァイオリンに囲まれた客席。舞台両端には声を発する人物がいる。電気的に鳴らされたヴァイオリンによる音楽の上で淡々と語られる言葉についての考察。口から発せられる言葉は録音され、再生される音となり、文字となり、ヴァイオリンの音色となる。人物の言葉は声から言葉、そして音へと変容していき自己のアイデンティティを見失っていく。
作曲 :大久保雅基
出演 :飯沼由和、瀧原弘子
ヴァイオリン演奏 :小山あずさ
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