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今回は20世紀フランス音楽を代表する曲が集められました。
「牧神の午後への前奏曲」はドビュッシーにとっての出世作であると同時に、フランス近代印象楽派の始まりを告げる作品でもあります。まさに絵画的な光の揺らぎを具現化するかのような響きは後世に大きな影響を与えました。
ドビュッシーより少し遅れてパリを賑わせたラヴェルによる「クープランの墓」は、ドビュッシーの感覚的な美しさとは対照的に、より理知的なセンスの良さが特徴的です。
そしてメインはドビュッシーから約半世紀遅れて生まれたデュティユー「交響曲第1番」、なんと斬新な選曲でしょうか! 演奏機会は多くはありませんが、フランス音楽ならではの色彩感を纏いつつ古典的でしっかりとした構成と現代的な響きを併せ持つ名作です。
この魅力的かつ難曲揃いのプログラムにこめられたナジ先生の思いの熱量はいかばかりなのか、そしてそれを若い演奏家達がどう受け止めるのか、楽しみでなりません。
三界 秀実 音楽学部器楽科教授
プログラム
出演者
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指揮
入場・チケット購入
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入場料全席指定2500円高校生以下500円
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