初演のパリ、冒頭のえらく高音域でのファゴット・ソロで失笑が起きた。その後も強烈なリズムと衝突和声の連続に客席の騒ぎは収まらず、このままでは公演を続行できない。劇場支配人は照明を点灯して収拾を図ったという。それでも欧州大戦勃発の前年、時代は大きく変わりつつあった。実は当時も決して「酷評一色」で はなく、美術や振付も含むこの作品への賞賛は、むしろ少し経ってから目立っていく。いずれにせよ、あまりに大きな「衝撃」が人々を戸惑わせたものの、時代を画する芸術を目の当たりにした興奮も大きかったに違いない。

 前半は前半はオネゲルの2曲。「夏の牧歌」は28歳の佳品で、両親の故郷-ユングフラウを間近に望むヴェンゲン村の清澄な空気感を描いたものである。もうひとつは「典礼風」と標題の付いた交響曲第3番。第一次大戦が終わり、その痛恨事から生まれたパリ不戦条約も空しく、ドイツのポーランド侵攻でさらに規模の大きな世界大戦が始まった。最大級の蛮行がもたらした無残な結果を前に、作者がどのような思いでこの「鎮魂の典礼」を書き上げたのか。戦後80年を迎えて忘れがちな現代人ではあるが、現今の世界情勢はまだそれを許さない

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