福士恭子とペーテル・ルンクヴィストによるデュオ・リサイタルでは、20世紀を代表する三人の巨匠シベリウス、ラヴェル、サティの傑作を取り上げます。牧神の午後への前奏曲、パラード、マ・メール・ロワといった名曲を彩り豊かなピアニズムで表現し、さらにシベリウスの四手連弾版「パトロール行進曲」世界初演を披露します。二台ピアノならではのダイナミックな響きと繊細な対話が織りなす本公演は、楽曲の歴史的背景や芸術家たちの時代への視座を感じさせ、聴衆を深い音楽体験へと誘います。
プログラム
バレエ「パラード」は第一次世界大戦中1917年初演の作品で、シュルレアリスム誕生の契機となり、作曲者による編曲版を紹介。ラヴェル「マ・メール・ロワ」は管弦楽版としても有名な童話に基づく作品。シベリウス編曲の「パトロール行進曲」四手連弾版は世界初演。
出演者
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ピアノ
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ペーテル・ルンクヴィスト
ピアノ
入場・チケット購入
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入場料3500円
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