フランス語で「星」を意味する「エトワール」。若手アーティストの中でも特に輝きを放つ才能を紹介する人気シリーズ「エトワール・シリーズ プラス」では、アーティストが「リサイタル」と「室内楽」という異なるスタイルで意欲的なプログラムに挑みます。
シリーズ第3弾には、今まさに国内外の舞台で脚光を浴びる俊英ヴァイオリニスト、金川真弓が登場します。確かな技術と深い音楽性で聴衆を魅了し続ける彼女が、今回挑むのは弦楽三重奏という精緻なアンサンブルの世界。ドイツを拠点に国際的に活躍するヴィオリスト杉田恵理、そしてNHK交響楽団の首席チェロ奏者であり、ソロや室内楽でも圧倒的な存在感を放つ辻本玲という、実力派アーティストたちと共演します。選び抜かれたプログラムは、金川の鋭い洞察と音楽的探究心が存分に発揮されたもの。三者の個性が交わり、楽曲の新たな表情が生まれる瞬間を、ぜひ会場でご体感ください。
◤金川真弓さんからのメッセージ◢
仕事や恋人を追って、未知の世界を探して、あるいは戦争や家族から逃がれて…… 人は様々な理由と事情で故郷を離れます。 その時、どこへ行っても自分の中に持ち歩く「根」、そして新しい場所の光と空気で育つ「葉」はどのように成長するのでしょうか。 このプログラムにある前世紀の作曲家たちは、今と同じく、技術と戦争で目まぐるしく変わっていく世の中で故郷の音楽を研究しつつ、新しい場所と時代へとつなげていきました。 前半はリゲティ、マルティヌー、コダーイが、ルーマニア、ボヘミア、ハンガリーのフォルクミュージックをそれぞれ新しく想像した作品をもりこみました。 そして後半のシェーンベルクは新ウイーン楽派でありましたが、自ら音楽を革命したオーストリアとヨーロッパをユダヤ人であったために1933年に去らざるをえませんでした。今回演奏しますのは、1946年に戦後71歳にてロサンゼルスで心臓発作をおこしたものの一命をとりとめた経験を描いた密度の高い三重奏曲です。 コントラバスを抜く弦楽器3本、音域と音色にそれぞれ共通点と独特な面があります。2人と3人の組み合わせで、一番理想とされている弦楽四重奏とはまたちがう、面白い世界が出てきます。 色々な国境を越えて今へ語ってくるプログラムを是非お楽しみください。
入場・チケット購入
-
入場料正面席4000円バルコニー席3000円U-25バルコニー席1500円
*U-25・・・公演時、25歳以下の方対象/ご入場時、身分証明書をご提示ください。
※バルコニー席はステージが見づらいお席です。予めご了承ください。 -
代表的なチケット販売先のURL
問い合わせ
コンサート情報の編集・削除
ログインして、編集・削除するコンサートカレンダー
PRおすすめのコンサート
第5回NSGコンサート(NSG DREAM MATCH)
入場料・ドリンク代無料、先着30名に特典(オリジナルグッズ)あり
公開コンサートメモ一覧