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小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第16回

公式情報

波乱万丈の国際的ピアニスト J.L.ドゥセク

2026年01月14日() 17:00 開演

日本ホーリネス教団 東京中央教会東京都

https://www.mdf-ks.com/concerts/mondo16/

 18世紀末から19世紀初頭にかけての動乱のヨーロッパで、国際的な活躍をしたヤン・ラジスラフ・ドゥセク。今で言う「イケメン」の花形ピアニストだったドゥセクは、熱狂的な人気を得て一世を風靡。その後のロマン派の作曲家にも影響を与えています。
 ボヘミアに生まれたドゥセクは、オランダ、ロシア、フランス、イギリスと旅をして、各国の王室の寵愛を受けながら活躍。パリではマリー・アントワネットに気に入られ、彼女のピアノ教師になります。ちなみに、現代ではピアノをステージ上で横向きに置くのが一般的な演奏会スタイルですが、美形の横顔を誇るドュセクがフォルテピアノを横向きに置いたことがその発端と伝えられています。フランス革命が勃発すると、王侯派だったドゥセクはロンドンに逃れます。その地でも人気を呼び、ブロードウッド社にピアノの音域の拡大を働きかけるなど、ピアノ製作にも大きく関与していきます。
 1800年頃に製作されたブロードウッドのフォルテピアノは、ドゥセクのリクエストした5オクターブ半(F1~c4)の音域をもち、産業革命で沸く新時代のピアノ音楽誕生に大きく寄与します。1807年以降の晩年をパリで過ごしたドゥセクは、華やかな技巧をちりばめた魔法の指をもつピアニストとして数々のコンサートで成功を収めます。この演奏会では、その頃作曲されたホルンを交えた室内楽やフルートトリオなど、様々な編成によるパリで大フィーバーしたドゥセクの室内楽作品を、ピリオド楽器の名手たちとお届けします。

プログラム

  • ピアノとヴァイオリン、チェロのためのソナタ 変ロ長調

    ドゥセク

  • ピアノとヴァイオリン、ホルンためのノットゥルノ・コンチェルタント

    ドゥセク

  • ピアノとヴァイオリンのためのソナタ ト長調

    ドゥセク

  • ピアノとフルート、チェロのためのソナタ へ長調

    ドゥセク

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