アンサンブル・オレイユ

プログラム

• 交響曲第5番

  ニールセン

• 室内交響曲Op.83a

  ショスタコーヴィチ／バルシャイ

• 狂詩曲風序曲「フェロー諸島への幻想の旅」

  ニールセン

アンサンブル・オレイユは、20世紀以降の音楽や我が国で演奏される機会の少ない作品を積極的にとりあげてきました。今回は、20世紀に書かれた交響曲のなかでも屈指の名作とされるニールセンの交響曲第5番を核にしたプログラムで、ショスタコーヴィチの室内交響曲Op.83a（R. バルシャイによる弦楽四重奏曲第4番からの編曲）もとりあげます。ニールセンの“戦争交響曲”とも言うべき交響曲第5番は、しばしば、ショスタコーヴィチの交響曲の先駆けのような面があると指摘されます。ショスタコーヴィチの作品と組み合わせたこのプログラムにより、第一次世界大戦直後という特別な時代が色濃く刻印されたこの交響曲が、より大きな時代の枠組みで捉えることのできる作品であることを感じていただけるでしょう。