大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ

第5回記念定期演奏会

2016年06月11日(土) 17:00 開演

http://oedoswo.jimdo.com/

今村愛紀: ファンファーレ「新緑の息吹に」（当団委嘱作品世界初演） / 日景貴文: ブルーバックの瞳（世界初演） / 八木澤教司いにしえの道〜崇高なる紀伊の大自然を讃えて～（東京初演） / 清水大輔エルトゥールル号の記憶〜太陽と新月の絆〜 / すぎやまこういち/真島俊夫編: ドラゴンクエスト / 久石譲/真島俊夫編: 天空の城ラピュタ / 久石譲/鈴木英史編: 千と千尋の神隠し / 和田直也: 舞い上がれ、悠久の空へ（公募作品2016） / 山本雅一: スペインの市場で / S.ラフマニノフ/福島弘和編: ピアノ協奏曲第2番よりシンフォニックセレクション〜ウィンドオーケストラのための〜 / A.コープランド/森田一浩編: バレエ音楽「アパラチアの春」

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コンサートについて

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラ（以下大江戸SWO）は2011年に創団され今年活動5年目を迎える。
決して団の運営は安定しているとはいえないが、ここ5年目にしてCDをリリースしたところや、邦人作曲家とのコラボなど意欲的な活動する魅力ある団体に成長している。記念となる5回目の演奏会。
目玉はやはり、世界初演や委嘱作品そして公募作品と吹奏楽のオリジナルの新作が堪能出来るのがポイントだろう。
今村愛紀氏の委嘱作品、日景貴文氏の新作はどちらも世界初演。しかもこの2人はまだ20代というこの先吹奏楽を背負って立つ、気鋭の若手作曲家だ。
1曲目と2曲目なので、聞き逃すのは勿体無い！

3曲目4曲目は今や人気邦人作曲家の中心人物、八木澤教司氏と清水大輔氏の作品だ。
いにしえの道〜崇高なる紀伊の大自然を讃えて～は東京初演、エルトゥールル号の記憶〜太陽と新月の絆〜は語付きで演奏する。

2部ステージでは誰もが知っていそうで今年記念年を迎えた作品を演奏する。
今年30年を迎えた「ドラゴンクエスト」と「天空の城ラピュタ」どちらも、惜しくも今年亡くなった真島俊夫氏の名編曲です。
15周年を迎える「千と千尋の神隠し」このアレンジはどの作品よりも素晴らしいと思います。
鈴木英史氏による華麗なアレンジそして、千と千尋の世界を求めて2ヶ月で2度も台湾に足を運んだ指揮者のこだわりが詰まった演奏をお届けする。
　
3部では、毎年行っている作品公募では、世界で最も有名な若手日本人作曲家和田直也さんの「舞い上がれ、悠久の空へ」という曲を採用。
「吹奏楽に青春を費やすすべての若者が、その経験を糧に未来へ羽ばたけるように」という願いが込められた曲となっていて、爽やかな、聴きやすい作品だ。

他にも、課題曲からは、山本雅一氏の「スペインの市場で」や、S.ラフマニノフ作曲　福島弘和編曲「ピアノ協奏曲第2番より〜シンフォニックセレクション〜」A.コープランド作曲「バレエ音楽アパラチアの春」等演奏する。

文責：橎堂好太郎（音楽ライター）