バイオリン・ビオラ・チェロ・ピアノによる第56回室内楽演奏会

藝大の学生だった頃から、10年近く聴き続けているピアニストのショパン・コンクール凱旋コンサートを聴いてきました。初回のチケット争奪戦に敗れて、聴けないかな〜と思っていましたが、運よく3回目の再販でチケットを確保出来ました。 音響の良いホールで聴くショパンは、自宅でスマートテレビやタブレットで聴いていたショパンよりも、格段によかった！ アンコールは、ファイナルで弾いた「幻想ポロネーズ」と予想していたら、2次予選で弾いた「英雄ポロネーズ」でした。いつか「幻想ポロネーズ」を聴かせてください！

素晴らしい演奏者の皆さんによる演奏も，演奏曲目も，そして会場の荘厳な雰囲気も，全て調和した実に聴きごたえのある演奏会でした。アンコールもクリスマスにちなんだ曲をプレゼントしていただき，素敵な時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。

第1部はメリー・ポピンズ・リターンズ3曲から始まり、白雪姫(実写)、魔法にかけられて、美女と野獣(実写)、ブラザーベアの4曲、クリスマススペシャルでストーリーズ、ベラノッテ、ビリーヴの3曲 第2部はライオンキングで20曲 まず入りのメリー・ポピンズ。メリー・ポピンズが題材に選ばれることは多くないので喜んだが、パーカスと金管が走りすぎ(指揮が走らせすぎ)て集中できず残念。 その後はオケのバラつきが所々気になるものの、本国の歌手の歌唱力が高く素晴らしかった。特にメリー・ポピンズと美女と野獣。 途中アナウンスがあった(HPにも載っていたらしいが見ていなかった)が、マエストロが療養中の為、代理でコンマスが振っていたとのこと。非常に残念。 第2部はライオンキングのアニメ版を投影しつつ、曲も進む。和訳が付くが、原作アニメとも原曲とも違うオリジナル?わりと直訳が多め。 歌手が演技までしてくれて、さながらミュージカル。男女4人ずつで分けるので、分担も面白い。 映画の内容を端折りつつもほぼ全部やるのでボリューム感が凄い。映像に集中力を持っていかれるので、良い意味でオケの雑さが気にならなかった。 最後に星に願いをを全員で歌っておしまい。 トータルでは、歌手の凄みを感じられて満足している反面、オケの未完成さやオリジナルとの違いを端々に感じて残念。勿体なかった。マエストロの復帰に期待。

通常のピアノ・トリオとは異る、ピアノ ＋ オーボエ ＋ ファゴットによるピアノ・トリオを聴いてきました。ヴァイオリン → オーボエ、チェロ → ファゴットの置き換えで演奏すると思っていたら、プーランクのピアノ・トリオは、元々、ピアノ ＋ オーボエ ＋ ファゴットの編成で作曲された曲でした。知らなかった・・・ ピアノ ＋ オーボエで演奏されたサティ「ジムノペディ」がとてもよかった！次は第2番、第3番も連続で聴きたいと言ったら、難しいでしょうか？