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小倉貴久子《フォルテピアノの世界》第15回

公式情報

ザルツブルクのモーツァルト

2025年10月03日() 18:30 開演

豊洲文化センター シビックセンターホール東京都

https://www.mdf-ks.com/concerts/mondo15/

ザルツブルクのモーツァルト家には、シュペートのタンゲンテンフリューゲルがあったことが知られています。タンジェントで弦を打つシンプルな機構のタンゲンテンフリューゲルは、タッチの変化で強弱をつけることのできる個性的な、チェンバロからフォルテピアノに人気が移る過渡期に存在した魅力的な楽器です。ウィーン式アクションを開発したシュタインのフォルテピアノは、モーツァルトの軽やかでおしゃべりをするような音楽にぴったり。
J.G.エッカルトは、シュタインと共にパリに赴きそのまま永住。若きモーツァルトに大きな影響を与えた作曲家です。古典派の作曲家にとって大きな存在だったC.P.E.バッハ。少年時代のモーツァルトも彼の鍵盤曲に親しんでいました。マリー・アントワネットの音楽教師だったJ.A.シュチェパーンのソナタ作品1-3は、当時のザルツブルグでも人気のあった作品でした。1774~75年、ミュンヘンでモーツァルトと演奏対決をしたI.v.ベーケ。ベーケの演奏技術と表現力の高さが褒め称えられる結果となったこの対決はシュタインのフォルテピアノで行われ、シュタインもベーケに夢中になったと伝えられています。その2年後にモーツァルトはシュタインの工房を訪れ、その楽器を絶賛する手紙を書いています。ボン時代のL.v.ベートーヴェンもシュタインのフォルテピアノで修行しました。《選帝侯ソナタ》は、ベートーヴェン12歳のときの意欲作。モーツァルト自身が高く評価していたデュルニッツ男爵のために書いたソナタなど、ザルツブルク時代のモーツァルトにインスピレーションを与えた2台の鍵盤楽器で、当時人気のあった作品をとりあげます。

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