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立川市民オペラ2023 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」

公式情報

&管弦楽が奏でるヴェリズモオペラ

2023年03月18日() 16:00 開演

たましんRISURUホール(立川市市民会館)大ホール東京都

https://www.tachikawa-chiikibunka.or.jp/a12-2023031819/

ピエトロ・マスカーニ 歌劇 カヴァレリア・ルスティカーナ / フランツ・シュミット 歌劇 ノートルダム 間奏曲 / ルッジェーロ・レオンカヴァッロ 歌劇 道化師 間奏曲 / ウンベルト・ジョルダーノ 歌劇 フェドーラ 間奏曲 / ピエトロ・マスカーニ 歌劇 友人フリッツ 間奏曲
第1部 管弦楽による演奏
シュミット:歌劇「ノートルダム」より間奏曲
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より間奏曲
ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」より間奏曲
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」より間奏曲

第2部
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全1幕・字幕付原語上演・セミステージ形式

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コンサートについて

ヴェリズモオペラ、それは合唱、管弦楽と歌手で作り上げる壮大な音楽で表現する、現実社会の魂の叫びである。今年の立川市民オペラは、その短くも濃厚なヴェリズモの時代に焦点をあて、ヴェリズモオペラ作品の間奏曲の名曲を管弦楽で、そしてその先駆にして代表作と言われるマスカーニ作曲「カヴァレリア・ルスティカーナ」全曲を上演します。

第1部 管弦楽による演奏
シュミット:歌劇「ノートルダム」より間奏曲
レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」より間奏曲
ジョルダーノ:歌劇「フェドーラ」より間奏曲
マスカーニ:歌劇「友人フリッツ」より間奏曲
第2部
マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」全1幕・字幕付原語上演・セミステージ形式

指揮:古谷誠一 演出:直井研二
キャスト:出演日順(18日、19日)
トゥリッドゥ 澤﨑一了、鈴木俊介
サントゥッツァ 石上朋美、江水妙子
ルチア  丸山奈津美、浅井美保
アルフィオ  大川 博、藤岡弦太
ローラ  今野絵理香、伊藤香織
合唱:立川市民オペラ合唱団
管弦楽:TBSK管弦楽団
ナレーション(第1部のみ):平 佐喜子(Theatre Ort)

<カヴァレリア・ルスティカーナあらすじ>
150年前、シチリア島の長閑な村を舞台に、三角関係から発展した殺人事件。青い空と海、眩しい太陽が降り注ぐ田舎の村。そこでも二千年近く続くキリスト教の敬虔な教えは根付き、村人たちは働き、歌い、飲み、祈り、今年も復活祭の朝を迎えた。戦争から戻ったトゥリッドゥは、留守中に他の男と結婚したローラをあきらめきれなかった。ローラもまた…二人の忘れかけた恋の炎は激しく再燃。しかしトゥリッドゥは「恋の炎」を忘れるためにサントゥッツァという新しい恋人を作っていた。サントゥッツァが泣いてすがって、捨てないでと哀願しても、罵倒してローラに走るトゥリッドゥ…母親ルチアと別れを交わし、サントゥッツァを託した後、決闘の末、復讐に燃えたローラの夫アルフィオに殺される。
 ヴェリズモオペラの主人公は神話の神でも、英雄でも、王や貴族でもなく、普通の人間達。ヴェリズモ(現実主義)は、普通の日常の中で、人間の直情的な行動を劇的に描いた、まさに古今東西の「あるある」話。愛や嫉妬、怒りや葛藤のスペクタクルを筋書きと音楽で描き出した「田舎の騎士道(カヴァレリア・ルスティカーナ)」は、その代表作の一つだ。

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水越健一

水越健一

2025年09月29日 05:27

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