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tshiina
2025年10月13日 10:10
2025年10月11日(土) 14:00開催
東京都| 東京文化会館 大ホール
2025年10月11日(土)14:00公演東京文化会館 大ホールウィーン国立歌劇場2025年日本公演ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲フィガロの結婚指揮:ベルトラン・ド・ビリー 演出:バリー・コスキー装置:ルーファス・ディドヴィシュス 衣裳:ヴィクトリア・ベーア 照明:フランク・エヴィン 合唱監督:トーマス・ラング アルマヴィーヴァ伯爵:ダヴィデ・ルチアーノ アルマヴィーヴァ伯爵夫人:ハンナ=エリザベット・ミュラー スザンナ:カタリナ・コンラディ フィガロ:リッカルド・ファッシ ケルビーノ:パトリツィア・ノルツマルチェリーナ:ステファニー・ハウツィール バジリオ:ダニエル・イェンツドン・クルツィオ:アンドレア・ジョヴァンニーニ バルトロ:マテウス・フランサ アントニオ:クレメンス・ウンターライナー バルバリーナ:ハン・ヘジン 東京文化会館の修繕前の最後の大型公演。9年ぶりのウィーン国立歌劇場の引越公演。去年のロイヤルオペラの引越公演(トゥーランドット)があまりにも良すぎて、その時に入っていたチラシを見てから1年待ったウィーン国立。ほんとは元々、千秋楽の薔薇の騎士だけで良いと考えていたけど、もう一作がフィガロの結婚ということなので、こちらも購入してしまった。楽しみすぎたのもあり、少々期待外れではあったが、それでも素晴らしかった。①演出・舞台装置・衣装一言で言えば、えらくモダンだったな、と。YouTubeで45年前のウィーン国立歌劇場の引越公演を見て、演出、舞台装置の豪華絢爛さに圧倒されていて、引越公演というのもあり、そのレベルを期待していたのもあるが、良くも悪くもモダンというか。演出家の名前を追っているほどのオペラウォッチャーというわけではないので、演出家のコスキー氏が元々どんな演出をするタイプの方なのかは知らないのだが、モダンだからといって全てが好みじゃないという意味でもない。1幕の伯爵家でのフィガロへの新しい部屋の割り当てが、伯爵家の壁の書き割りからスタートしたので、おいおいこんなもんか、みたいなところが無きにしも非ず。ソファーの裏に隠れる、みたいな話が、シーツにくるまって隠れるだけ、みたいな。衣装はモダンではあって、スザンナの衣装が、言うなれば比較的高級な外資系ホテルの清掃の従業員ぽい服で、ん?とはなったものの、全員勢揃いしてみると悪くはない。第一幕のマルチェリーナのオレンジ色のスタイルが可愛くて好きだった。2幕、3幕の舞台装置は、箱庭っぽいのだが、それなりに豪華で魅力的ではあった。特に2幕の伯爵夫人の寝室は期待していた豪華さというか。そして、衣装は、2幕の何より伯爵夫人ロジーナの黄色のナイトガウンがめちゃくちゃ可愛いし、伯爵の青のベロアのスーツは華やかで素晴らしかった。ケルビーノの演出はあんま見てられないというか。ケルビーノは少年役を女性が演じるという、そもそもの無理無理感があるわけだが、第二幕でケルビーノに女装をさせるシーンで男性用パンツを脱がせて、女性用の下着を履かせる演出あたりで、要するに端的に、女性が無理矢理下着脱がされて、下半身下着だけみたいな状況になり、妙に生々しいというか。4幕の伯爵邸の裏庭の草むらというか森というかの書割りが、なんとも。森を平面で見せて、そこに蓋付きの穴を空けて、俳優が出入りすることで、役相互の関係が俯瞰できる、ってことなんだろうけれど、もうちょいどうにかならんもんか。モグラ叩きじゃないんだからw黒の喪服衣装で出てきた夫人が、最後移り気な伯爵を許して終わるわけだが、黒の衣装なところがメッセージ性強いというか。第二幕で華やかな黄色のナイトガウンを着ていた夫人が黒で終わるので、まぁ浮気は許したとて、その後の婚姻生活ってのは難しいものですよ、的な。②歌総じて、女性優位な感じ。フィガロの結婚は、性にアクティブな伯爵を揶揄い、改心させることが本筋のオペラだし、本当のメインはやっぱり伯爵と夫人で、この二人が素晴らしければ成立するオペラだとは思った。そして、スザンナは代役だったんだけれども、声はよく出るし、本当に素晴らしかった。要は、フィガロが微妙。声は細いし籠ってるし。なんやかや、フィガロが軸ではあるので、ここの線が細いと、オペラ全体の広がりに欠けるというか。ケルビーノの歌を絶賛する向きは多いが、正直演出過多すぎて、ケルビーノの良さには気づかなかったというか。③オケワシ的には、結局は、オケが素晴らしければ、全てはOKみたいなところが無きにしも非ず。冒頭、あの序曲が、ウィーン国立歌劇場のオケの音で鳴っただけで笑顔が溢れるというか。ド・ビリーがオケをしっかりまとめあげ、オケ自体の音があたたかく厚みがあり、モーツァルトの魅力を味わわせてくれた。まぁ、今年は、河口湖といい、良い音楽体験ができている。
2025年07月07日 13:24
2025年07月06日(日) 15:00開催
山梨県| 河口湖ステラシアター
演目:・ガブリエラ・オルティス:Kauyumari(カモシカ)・デューク・エリントン:”Martin Luther King” from Three black kings(『スリー・ブラック・キングス』より「マーティン・ルーサー・キング」)・アルトゥーロ・マルケス:Danzón No.2(ダンソン第2番)・エヴェンシオ・カステリャーノス:Santa Cruz de Pacairigua(パカイリグアの聖なる十字架)・ロベルト・シエラ:Alegría(アレグリア)・アルトゥーロ・マルケス:Danzón No.8(ダンソン第8番)・レナード・バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニックダンス」アンコール:1曲目は「トリッチ・トラッチ・ポルカ」のPaul Desenne編曲版 “トリッキ・トラッキ”2曲目は「ベルリンの風」死ぬほど素晴らしかった。無理して来といてよかったわ。SVYO/ドゥダメルのFiestaのCDに入ってる演目が、ダンソン2番、パカイリグアの聖なる十字架、シンフォニックダンスのマンボ。BPO自体は多分2023のミューザ公演以来。ここしばらくは来日公演は行けているので、そんなに珍しくはないんだけれども、やはり思い入れがある。18年くらい前に年末にベルリンに行ってシンフォニーホールで聴いたことがあるくらい好き。同じく、ドゥダメルは2008のSVYOの池袋公演をテレビで見てから、ずっと好き。のだめカンタービレのSオケの峰龍太郎ようなバイオリンを上に持ち上げたり、チェロを回転させたり、なんならステージを歩き回ったり、というアレがカッコ良すぎて今でも好き。FiestaのCDは昔から相当聴いた。留学中はドゥダメルLAフィルのマラ9を聴くためにウォルトディズニーホールにも行ってる。そんなドゥダメルは、多分2014のミューザ公演w VPO以来じゃないか。リヒャルト・ストラウスのツァラトゥストラはかく語りきとドボ8だった。年始にドゥダメルのドキュメンタリー映画を見て、気持ち盛り上げすぎて前のめり過ぎた。3時スタートで若干暑かったけど、最後、アンコール2曲目ベルリンの風の時点で、ステラホールの天井が空いたと同時に頂上が雲で隠れていた富士山も見えてきた。なんて素晴らしい。いやしかし、ドゥダメルのダンソン2番を生で聴けたのは堪らなかった。曲目変更でダンソン2番が消えた時はどうしようかと思ったが、気づいたら復活していて、ほんとよかったわ。ダンソン8番はそんな知らなかったけどマルケスがボレロのオマージュでモーリス(ラヴェル)に捧ぐという副題付きで書いた曲で、コンガ?名前知らんがラテン打楽器がボレロの小太鼓みたいにずっと一定のリズムを刻みつづけながら徐々に音が増えていきクレッシェンドしていく感じとか、無茶苦茶よかった。確かに感。そして、ドゥダメルのマンボはたまらんですな。改めて帰りの車でバーンスタイン御大のNYフィルでのシンフォニックダンスを聴きながら帰ってきたが、マンボのテンポは遅いし、掛け声入んないしw ドゥダメルの方がいいわ。作曲者より良いって何事?という感じだがwアンコール1曲目は、トリッチ・トラッチ・ポルカのポール・デュセンヌ編曲版のトリッキ・トラッキ。冒頭はまんまトリッチ・トラッチなので、手拍子が起きるが、気づいたら色々混ざってて、ちょいちょい原曲に戻るという、よく破綻しないなwという感じの曲でおもろい。BPOの技術の高さと、演奏のクオリティ、年はとったがドゥダメルの躍動感、それぞれ感じられて、野外で聴くリラックス感含めて、最高の体験だったと思うわ。
2025年06月23日 23:03
2025年06月18日(水) 19:00開催
神奈川県| ミューザ川崎シンフォニーホール 音楽ホール
マケラ/パリ管は2022年サントリーホール以来だったと思う。その時は、ドビュッシー「海」、ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」(アリス=紗良・オット)、ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲。その時は非常に良かったのもあって、今回は楽しみだった。しかも、演目がオルガンと幻想。王道っちゃ王道だが、なんとまぁ贅沢な。サン=サーンスのオルガン付きは、非常に良かった。オルガンは去年のサントリーホールのLSO/パパーノ以来だったが、この曲やはり大好きだわ。2楽章のオルガンの音で空気が支配されるというか。普通に涙が出てきた。幻想は、想像とは違って、ゆっくりだったけど、聴かせる演奏というか。何より、4楽章のバソンが。あんなに振り回すバソン見たことないw幻想の個人的な好みは、もっとドライブが聞いた速いテンポの演奏だが、あのゆっくりのテンポでも、むしろ個々の楽器のソロ演奏を聴かせる構成というか。しかし、マケラのエネルギッシュなこと。若いって良いよね。無茶苦茶カッコいい。のだめカンタービレで言うなら白王子ジャンっぽいというか。アンコールがカルメン前奏曲。パリ管だけに、アンコールまで含めてオールフランスプロ。まぁ、控えめに言って、最高でした。最近の好みで言えば、ドゥダメルに次いでマケラ好きかも。
2025年06月23日 22:44
2025年04月20日(日) 15:00開催
蝶々夫人が良かったので、こうもりも買ってしまった。蝶々夫人の会場で最後のチケットを買った感じだった。正直、演奏自体は、前週の蝶々夫人の方が遥かに良かった。千秋楽がこうもりの方が良かったかなぁ、と思います。
2025年06月23日 22:40
2025年04月13日(日) 15:00開催
蝶々夫人は初めてだったし、演奏会形式は初めてだった。正直、オペラは、総合芸術、という思い込みがあり、衣装やステージ込みでオペラだと思っていたし、演奏会形式は、食わず嫌いで、ちょっと敬遠していたところがあった。初めて演奏会形式に参加してみて、意外にいいな、と思いました。音楽と歌を純粋に楽しむ目的ならば、むしろこっちの方がいいかも、と思ってしまった。去年、長崎に行き、グラバー邸で蝶々夫人の銅像を見て、蝶々夫人を聴きたくなったので、演奏会形式でもいいので、と思って春祭のチケットを買った。正直、演奏を聞きながら、グラバー邸の映像を思い浮かべることができたし、蝶々さんが山の上から入江の港を見ながらピンカートンが帰ってくるのを毎日待ち望んでいた光景が目に浮かんでしまい、普通に感動してしまった。いい演奏だったと思う。
2025年06月23日 22:29
2025年01月24日(金) 19:00開催
フィルハーモニアは、ロイヤルフェスティバルホールでのサロネン以来じゃないか。だから10年以上ぶり。その時のサロネンの幻想が人生一の幻想だったと思うくらいに素晴らしかったのだけが記憶に残ってる。サロネンが離れた後のロウヴァリのフィルハーモニアはよく分かってなかったけど、サロネン時代の印象が強くて、とりあえず行ってみた感じ。演目は良かったんだが、あんまりパッとしなかったのが正直なところ。三浦文彰さんのタコVコン1番は素晴らしかったけど、辻󠄀井伸行さんのチャイコのPコンは微妙だった。ベタっとしてて、イマイチ乗れなかったかも。サロネン→ロウヴァリというフィンランド系で続いているので、シベリウスはさすが。結構良かったと思う。シベリウスは2番が王道で、ワシ自身もシベ2が好みだが、5番も改めて聞くと良かったな。
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tshiina
2025年10月13日 10:10
ウィーン国立歌劇場 2025年日本公演 フィガロの結婚」全4幕
2025年10月11日(土) 14:00開催
東京都| 東京文化会館 大ホール
2025年10月11日(土)14:00公演
東京文化会館 大ホール
ウィーン国立歌劇場2025年日本公演
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲
フィガロの結婚
指揮:ベルトラン・ド・ビリー
演出:バリー・コスキー
装置:ルーファス・ディドヴィシュス
衣裳:ヴィクトリア・ベーア
照明:フランク・エヴィン
合唱監督:トーマス・ラング
アルマヴィーヴァ伯爵:ダヴィデ・ルチアーノ
アルマヴィーヴァ伯爵夫人:ハンナ=エリザベット・ミュラー
スザンナ:カタリナ・コンラディ
フィガロ:リッカルド・ファッシ
ケルビーノ:パトリツィア・ノルツ
マルチェリーナ:ステファニー・ハウツィール
バジリオ:ダニエル・イェンツ
ドン・クルツィオ:アンドレア・ジョヴァンニーニ
バルトロ:マテウス・フランサ
アントニオ:クレメンス・ウンターライナー
バルバリーナ:ハン・ヘジン
東京文化会館の修繕前の最後の大型公演。
9年ぶりのウィーン国立歌劇場の引越公演。去年のロイヤルオペラの引越公演(トゥーランドット)があまりにも良すぎて、その時に入っていたチラシを見てから1年待ったウィーン国立。
ほんとは元々、千秋楽の薔薇の騎士だけで良いと考えていたけど、もう一作がフィガロの結婚ということなので、こちらも購入してしまった。
楽しみすぎたのもあり、少々期待外れではあったが、それでも素晴らしかった。
①演出・舞台装置・衣装
一言で言えば、えらくモダンだったな、と。
YouTubeで45年前のウィーン国立歌劇場の引越公演を見て、演出、舞台装置の豪華絢爛さに圧倒されていて、引越公演というのもあり、そのレベルを期待していたのもあるが、良くも悪くもモダンというか。
演出家の名前を追っているほどのオペラウォッチャーというわけではないので、演出家のコスキー氏が元々どんな演出をするタイプの方なのかは知らないのだが、モダンだからといって全てが好みじゃないという意味でもない。
1幕の伯爵家でのフィガロへの新しい部屋の割り当てが、伯爵家の壁の書き割りからスタートしたので、おいおいこんなもんか、みたいなところが無きにしも非ず。ソファーの裏に隠れる、みたいな話が、シーツにくるまって隠れるだけ、みたいな。
衣装はモダンではあって、スザンナの衣装が、言うなれば比較的高級な外資系ホテルの清掃の従業員ぽい服で、ん?とはなったものの、全員勢揃いしてみると悪くはない。第一幕のマルチェリーナのオレンジ色のスタイルが可愛くて好きだった。
2幕、3幕の舞台装置は、箱庭っぽいのだが、それなりに豪華で魅力的ではあった。特に2幕の伯爵夫人の寝室は期待していた豪華さというか。そして、衣装は、2幕の何より伯爵夫人ロジーナの黄色のナイトガウンがめちゃくちゃ可愛いし、伯爵の青のベロアのスーツは華やかで素晴らしかった。
ケルビーノの演出はあんま見てられないというか。ケルビーノは少年役を女性が演じるという、そもそもの無理無理感があるわけだが、第二幕でケルビーノに女装をさせるシーンで男性用パンツを脱がせて、女性用の下着を履かせる演出あたりで、要するに端的に、女性が無理矢理下着脱がされて、下半身下着だけみたいな状況になり、妙に生々しいというか。
4幕の伯爵邸の裏庭の草むらというか森というかの書割りが、なんとも。
森を平面で見せて、そこに蓋付きの穴を空けて、俳優が出入りすることで、役相互の関係が俯瞰できる、ってことなんだろうけれど、もうちょいどうにかならんもんか。モグラ叩きじゃないんだからw
黒の喪服衣装で出てきた夫人が、最後移り気な伯爵を許して終わるわけだが、黒の衣装なところがメッセージ性強いというか。第二幕で華やかな黄色のナイトガウンを着ていた夫人が黒で終わるので、まぁ浮気は許したとて、その後の婚姻生活ってのは難しいものですよ、的な。
②歌
総じて、女性優位な感じ。
フィガロの結婚は、性にアクティブな伯爵を揶揄い、改心させることが本筋のオペラだし、本当のメインはやっぱり伯爵と夫人で、この二人が素晴らしければ成立するオペラだとは思った。そして、スザンナは代役だったんだけれども、声はよく出るし、本当に素晴らしかった。
要は、フィガロが微妙。声は細いし籠ってるし。なんやかや、フィガロが軸ではあるので、ここの線が細いと、オペラ全体の広がりに欠けるというか。
ケルビーノの歌を絶賛する向きは多いが、正直演出過多すぎて、ケルビーノの良さには気づかなかったというか。
③オケ
ワシ的には、結局は、オケが素晴らしければ、全てはOKみたいなところが無きにしも非ず。
冒頭、あの序曲が、ウィーン国立歌劇場のオケの音で鳴っただけで笑顔が溢れるというか。
ド・ビリーがオケをしっかりまとめあげ、オケ自体の音があたたかく厚みがあり、モーツァルトの魅力を味わわせてくれた。
まぁ、今年は、河口湖といい、良い音楽体験ができている。
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tshiina
2025年07月07日 13:24
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ヴァルトビューネ河口湖
2025年07月06日(日) 15:00開催
山梨県| 河口湖ステラシアター
演目:
・ガブリエラ・オルティス:Kauyumari(カモシカ)
・デューク・エリントン:”Martin Luther King” from Three black kings(『スリー・ブラック・キングス』より「マーティン・ルーサー・キング」)
・アルトゥーロ・マルケス:Danzón No.2(ダンソン第2番)
・エヴェンシオ・カステリャーノス:Santa Cruz de Pacairigua(パカイリグアの聖なる十字架)
・ロベルト・シエラ:Alegría(アレグリア)
・アルトゥーロ・マルケス:Danzón No.8(ダンソン第8番)
・レナード・バーンスタイン:『ウエスト・サイド・ストーリー』より「シンフォニックダンス」
アンコール:
1曲目は「トリッチ・トラッチ・ポルカ」のPaul Desenne編曲版 “トリッキ・トラッキ”
2曲目は「ベルリンの風」
死ぬほど素晴らしかった。無理して来といてよかったわ。
SVYO/ドゥダメルのFiestaのCDに入ってる演目が、ダンソン2番、パカイリグアの聖なる十字架、シンフォニックダンスのマンボ。
BPO自体は多分2023のミューザ公演以来。ここしばらくは来日公演は行けているので、そんなに珍しくはないんだけれども、やはり思い入れがある。18年くらい前に年末にベルリンに行ってシンフォニーホールで聴いたことがあるくらい好き。
同じく、ドゥダメルは2008のSVYOの池袋公演をテレビで見てから、ずっと好き。
のだめカンタービレのSオケの峰龍太郎ようなバイオリンを上に持ち上げたり、チェロを回転させたり、なんならステージを歩き回ったり、というアレがカッコ良すぎて今でも好き。FiestaのCDは昔から相当聴いた。留学中はドゥダメルLAフィルのマラ9を聴くためにウォルトディズニーホールにも行ってる。
そんなドゥダメルは、多分2014のミューザ公演w VPO以来じゃないか。リヒャルト・ストラウスのツァラトゥストラはかく語りきとドボ8だった。年始にドゥダメルのドキュメンタリー映画を見て、気持ち盛り上げすぎて前のめり過ぎた。
3時スタートで若干暑かったけど、最後、アンコール2曲目ベルリンの風の時点で、ステラホールの天井が空いたと同時に頂上が雲で隠れていた富士山も見えてきた。なんて素晴らしい。
いやしかし、
ドゥダメルのダンソン2番を生で聴けたのは堪らなかった。曲目変更でダンソン2番が消えた時はどうしようかと思ったが、気づいたら復活していて、ほんとよかったわ。
ダンソン8番はそんな知らなかったけどマルケスがボレロのオマージュでモーリス(ラヴェル)に捧ぐという副題付きで書いた曲で、コンガ?名前知らんがラテン打楽器がボレロの小太鼓みたいにずっと一定のリズムを刻みつづけながら徐々に音が増えていきクレッシェンドしていく感じとか、無茶苦茶よかった。確かに感。
そして、ドゥダメルのマンボはたまらんですな。改めて帰りの車でバーンスタイン御大のNYフィルでのシンフォニックダンスを聴きながら帰ってきたが、マンボのテンポは遅いし、掛け声入んないしw ドゥダメルの方がいいわ。作曲者より良いって何事?という感じだがw
アンコール1曲目は、トリッチ・トラッチ・ポルカのポール・デュセンヌ編曲版のトリッキ・トラッキ。冒頭はまんまトリッチ・トラッチなので、手拍子が起きるが、気づいたら色々混ざってて、ちょいちょい原曲に戻るという、よく破綻しないなwという感じの曲でおもろい。
BPOの技術の高さと、演奏のクオリティ、年はとったがドゥダメルの躍動感、それぞれ感じられて、野外で聴くリラックス感含めて、最高の体験だったと思うわ。
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tshiina
2025年06月23日 23:03
クラウス・マケラ(指揮) パリ管弦楽団
2025年06月18日(水) 19:00開催
神奈川県| ミューザ川崎シンフォニーホール 音楽ホール
マケラ/パリ管は2022年サントリーホール以来だったと思う。
その時は、ドビュッシー「海」、ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」(アリス=紗良・オット)、ストラヴィンスキー「火の鳥」全曲。
その時は非常に良かったのもあって、今回は楽しみだった。
しかも、演目がオルガンと幻想。王道っちゃ王道だが、なんとまぁ贅沢な。
サン=サーンスのオルガン付きは、非常に良かった。オルガンは去年のサントリーホールのLSO/パパーノ以来だったが、この曲やはり大好きだわ。2楽章のオルガンの音で空気が支配されるというか。普通に涙が出てきた。
幻想は、想像とは違って、ゆっくりだったけど、聴かせる演奏というか。
何より、4楽章のバソンが。あんなに振り回すバソン見たことないw
幻想の個人的な好みは、もっとドライブが聞いた速いテンポの演奏だが、あのゆっくりのテンポでも、むしろ個々の楽器のソロ演奏を聴かせる構成というか。
しかし、マケラのエネルギッシュなこと。若いって良いよね。無茶苦茶カッコいい。
のだめカンタービレで言うなら白王子ジャンっぽいというか。
アンコールがカルメン前奏曲。
パリ管だけに、アンコールまで含めてオールフランスプロ。
まぁ、控えめに言って、最高でした。
最近の好みで言えば、ドゥダメルに次いでマケラ好きかも。
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tshiina
2025年06月23日 22:44
東京・春・音楽祭2025 《こうもり》演奏会形式 - 東京交響楽団
2025年04月20日(日) 15:00開催
東京都| 東京文化会館 大ホール
蝶々夫人が良かったので、こうもりも買ってしまった。
蝶々夫人の会場で最後のチケットを買った感じだった。
正直、演奏自体は、前週の蝶々夫人の方が遥かに良かった。
千秋楽がこうもりの方が良かったかなぁ、と思います。
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tshiina
2025年06月23日 22:40
東京春祭プッチーニ・シリーズ vol.6 《蝶々夫人》 読売日本交響楽団
2025年04月13日(日) 15:00開催
東京都| 東京文化会館 大ホール
蝶々夫人は初めてだったし、演奏会形式は初めてだった。
正直、オペラは、総合芸術、という思い込みがあり、衣装やステージ込みでオペラだと思っていたし、演奏会形式は、食わず嫌いで、ちょっと敬遠していたところがあった。
初めて演奏会形式に参加してみて、意外にいいな、と思いました。
音楽と歌を純粋に楽しむ目的ならば、むしろこっちの方がいいかも、と思ってしまった。
去年、長崎に行き、グラバー邸で蝶々夫人の銅像を見て、蝶々夫人を聴きたくなったので、演奏会形式でもいいので、と思って春祭のチケットを買った。
正直、演奏を聞きながら、グラバー邸の映像を思い浮かべることができたし、蝶々さんが山の上から入江の港を見ながらピンカートンが帰ってくるのを毎日待ち望んでいた光景が目に浮かんでしまい、普通に感動してしまった。
いい演奏だったと思う。
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tshiina
2025年06月23日 22:29
ロウヴァリ指揮 フィルハーモニア管弦楽団
2025年01月24日(金) 19:00開催
神奈川県| ミューザ川崎シンフォニーホール 音楽ホール
フィルハーモニアは、ロイヤルフェスティバルホールでのサロネン以来じゃないか。
だから10年以上ぶり。その時のサロネンの幻想が人生一の幻想だったと思うくらいに素晴らしかったのだけが記憶に残ってる。
サロネンが離れた後のロウヴァリのフィルハーモニアはよく分かってなかったけど、サロネン時代の印象が強くて、とりあえず行ってみた感じ。
演目は良かったんだが、あんまりパッとしなかったのが正直なところ。三浦文彰さんのタコVコン1番は素晴らしかったけど、辻󠄀井伸行さんのチャイコのPコンは微妙だった。ベタっとしてて、イマイチ乗れなかったかも。
サロネン→ロウヴァリというフィンランド系で続いているので、シベリウスはさすが。
結構良かったと思う。
シベリウスは2番が王道で、ワシ自身もシベ2が好みだが、5番も改めて聞くと良かったな。
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