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藝大21 創造の杜 2024 作曲家 ペーテル・エトヴェシュ 非公式情報

藝大フィルハーモニア管弦楽団

2024年05月31日() 19:00 開演

東京藝術大学奏楽堂東京都

https://www.geidai.ac.jp/container/sogakudo/135901.html

2024年度の「創造の杜」では、ハンガリー出身で、長くドイツとフランスを拠点に指揮者・作曲家・教育者として活動してきたペーテル・エトヴェシュ(b. 1944)を取り上げます。「作曲の際はいつも、オーディエンスの真ん中に座っている自分を想像するのです。そして耳を全開にして音楽を聴きます。そうして聞こえてきた音楽、私が体験したばかりの音楽を五線譜に書きつけるのです。私の音楽がこの音楽界で理解されてきたのは、私の音楽とオーディエンスの間にとても強い繋がりがあるからです。」(ゼナイダ・デ・ゾブリとのインタヴュー、2022年2月28日)この言葉が示すように、ペーテル・エトヴェシュの音楽は、聴取者を突き放すことなく、音を通じた対話を試みるかのように語りかけ、ときには答えのない問いを投げかけます。エトヴェシュはこれまで14作品ものオペラ/ムジークテアター作品を発表していますが、この事実もエトヴェシュが音の言語的・表現的機能に絶対的な信頼をおいている証と言えるでしょう。今回演奏される作品群はすべて器楽作品ですが、そのどれもが私たちを挑発し、私たちに問いかけ、ときに親密に語りかける、エトヴェシュ作品のエッセンスが凝縮されている作品です。ホメロス、カフカ、ジョイスの描いたギリシャ神話の世界を紡ぐ《セイレーンの歌》(2020)、シンタクスの崩壊したテクストの発話とパーカッションの掛け合いが儀式のような世界を創り上げる《スピーキング・ドラム》(2012/2013)、音が映画における「カメラのように」(エトヴェシュ談)ソロ・サックスとオケの間で視点を動かしていく《フォーカス》(2021)、そしてカホンやタンブロ・バスク(バスク地方を発祥とするタンバリン)を用いた打楽器セクションとオケの対話が魔術的な音世界を謡う《鷲は音もなく大空を舞い》(2011)と、エトヴェシュの「語り」を堪能できる演奏会となるでしょう。

福中冬子(音楽学・本学音楽学部楽理科教授)

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