「再発見」がコンセプトの演奏会です。
1曲目は、20世紀前半の前衛音楽を牽引したウェーベルンがオーケストラ用に編曲した、バッハの「6声のリチェルカーレ」。音楽の父がフーガで表現した秩序のなかに、現代音楽の俊英が見出した価値を探ります。
2曲目は誰もが知るメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。若手の登竜門的に扱われることが多いこの作品の深みを、巨匠ジェラール・プーレ氏とのタッグで再発見します。
3曲目はシベリウスによる交響曲第6番。第1次大戦後は前衛音楽の最盛期、機械的な音楽表現に共感せず独自の音楽語法を極めつつあったシベリウスは、「教会旋法」にたどり着きます。前古典的技法を交響曲に取り入れることで古い技術を再発見したシベリウスの真骨頂、ここにあり。

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東京カンマーフィルハーモニー 第28回定期演奏会

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メンデルスゾーン:交響曲第4番「イタリア」、バッハ:管弦楽組曲第4番 小編成オーケストラでお届けします