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ケーテン侯のための葬送の音楽

東京マルコ受難曲合唱団

2020/02/10(月) 19:00 開演

浜離宮朝日ホール (東京都)

J.S.バッハ
《ケーテン候のための葬送音楽--子らよ嘆け》BWV244a
《追悼頌歌--侯妃よ、さらに一条の光を》BWV198

指揮

大塚直哉

ゲスト出演者

鈴木美登里S
青木洋也A
櫻田亮T
小藤洋平B
合唱:東京マルコ受難曲合唱団(合唱指揮:吉田真康)
器楽アンサンブル(古楽器使用)
コーヒーカップ・コンソート
フルート 菅きよみ、吉崎恭佳
オーボエ/ダモーレ 尾崎温子、森綾香
ファゴット 安本久男
ヴァイオリン1 桐山建志、荒木優子
ヴァイオリン2 大西律子、廣海史帆
ヴィオラ 小林瑞葉
チェロ 山根風仁
ヴィオラ・ダ・ガンバ 鬼澤悠歌、折原麻美
ヴィオローネ 栗田涼子
リュート 佐藤亜紀子、瀧井レオナルド
オルガン 大村千秋
《追悼頌歌》BWV198は、ザクセン宮廷の「エバーハルディーネ侯妃」を偲んで1727年に作曲された「バッハ屈指の名曲」です。侯妃は、政策の都合でカトリックに改宗した夫君・ザクセン選帝侯に苦言を呈し、自身はルター派プロテスタントの信仰を守りました。その高潔な人柄は、バッハのいるライプツィヒを含むザクセン領域の多くの人びとに愛されました。逝去に際し人々はとても悲しみ、ライプツィヒでは1727年10月17日に候妃の追悼式典が企画され、バッハが候妃の追悼音楽を担当したのです。おそらくバッハも候妃を心のなかで慕っていたのでしょう。その追悼音楽は、まさに当時の段階での「バッハ芸術の結晶」にふさわしい最高水準の出来栄えとなっています。
それから約1年後の1728年11月、アンハルト=ケーテン候レオポルトが34歳の若さで早世。バッハはライプツィヒに着任する前の約6年間、ケーテンで宮廷楽長をつとめており、その関係でケーテン候の葬送音楽の依頼があったのです。音楽に造詣の深かったケーテン候とバッハとの間には主従関係を超えた、芸術を通しての信頼関係があったと言われています。敬愛するケーテン候を、自身の最高の音楽で送りたいと思ったバッハは2年前の1727年4月に初演した《マタイ受難曲》(初期稿)BWV244bと、同年10月に作曲した上述の《追悼頌歌》BWV198から曲を選りすぐり、《ケーテン候の葬送音楽》BWV244aを作曲しました。つまり、この《ケーテン候の葬送音楽》は、バッハが1729年の時点で、もっとも自信のある音楽を集めた「究極ベスト」だったのです。残念ながらこの「究極ベスト」の楽譜は失われてしまいましたが、今回は作曲家・松岡あさひさんによる「復元版」(初演)で、このバッハの「究極ベスト」を追体験したいと思います。
加藤拓未(音楽学・バッハ研究)

入場料

全席自由 前売4000円/当日4500円

チケット購入方法

イープラス https://eplus.jp/sf/detail/3133000001
朝日ホールチケットセンター03-3267-9990
東京古典楽器センター03-3952-5515

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