このようなプログラムを組み立てたのは、演奏予定の、メル・ボニス作曲のフルート・ソナタを初めて聴いたとき、こんなに美しい曲があったのか、と感動したことから始まります。メル・ボニスは最近ではいろいろなところで取り上げられるようになった女性作曲家ですが、彼女の作品の数々は20世紀後半に発掘されたそうです。こんなに素晴らしい曲を書いても、近年まで忘れ去られていたという事実の方に、私はとても関心を抱きました。また、同じくプログラムに入れた、グランヴァルの作品もまた、近年までほとんど取り上げられることがなかったようです。彼女は、当時はとても名の知れた作曲家であったそうなのですが。
また、このコンサートの趣旨に合わせて、作曲家の海老原太さんにフルート独奏のための「人魚の嘆き~女性作曲家の名による~」を書下ろしていただきました。
もしかしたら初めて聞く作曲家の作品ばかりかもしれないのですが、ロマン派から現代までの数々の素晴らしい作品を、皆さまと分かち合うことができましたら幸いです。
プログラム
オーギュスタ・オルメス:月の光
ラウラ・ネーツェル:組曲
海老原太:人魚の嘆き~女性作曲家の名による(新作初演)
メル・ボニス:フルートとピアノのためのソナタ
カロリーヌ・シャリエール:小組曲
クレメンス・ド・グランヴァル:組曲
入場・チケット購入
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入場料全席自由 一般3000円
ティアラこうとう友の会会員 2700円
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チケット発売日
2025/03/09
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代表的なチケット販売先のURL
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購入方法
ティアラこうとうチケットサービス
6歳のお子様よりご入場いただけます
問い合わせ
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