知られざる名曲に光を——サクソフォン奏者・吉岡克倫が挑む「邦人作品」開拓プロジェクト
コンサートのフライヤーには、いつも同じ「定番作品」が並んでいる——サクソフォン奏者の吉岡克倫さんは、その現状に長年疑問を抱いていました。日本の音楽界には、知られざる邦人名曲が数多く埋もれてしまっています。
この状況を変えるため、吉岡さんはSNSで邦人作品の情報を発信。すると、予想外の大きな反響があり、作曲家の先生方から「実はこんな曲を書いている」という情報が次々と集まるように。
今や全国各地で「邦人プロジェクト」を展開し、作曲家と直接対話しながら、日本の音楽の新たな可能性を切り拓いています。その原動力となった邦人作品の魅力から、11月28日に控えるコンサート「不易流行の響き」の魅力まで、邦人作品を広める吉岡さんの活動の軌跡に迫ります。